2017年におけるデンマークの風力発電による電力供給量は、
消費電力に対し、約43%と世界でトップの記録を作りました。また、 デンマークのエネルギー供給体制は世界で最も優れていると先月読んだ資料の中に書いていました。そん中、 デンマークの風力発電による売電価格は安くなり、例えば2017年9月から11月の平均 売電価格はキロワット時当たり0.2クローネ(約3.62円/kWh)となっています。 この額に設置年から20年間キロワット時0.1クローネ(約1.81円/kWh)の助成金が加わるため、 売電価格はキロワット時5.43円となっています。
設置後20年過ぎると助成金がなくなるため、
売電価格は市場価格のみとなります。そんなことで、設置後20年近い稼働中の風車がたくさん売りに出 ています。添付しましたデータは出力750kWの風車発電量の推移で、20 00年から2017年11月30日までに合計で約2130万kWh発電しています。 この風車の売却額が僅か95万クローネ(約1700万円)となっています。日本では風車の売電価格はキロワット時当たり1 8円と言われており、デンマーク並みに発電したとしたら、1年間の売電で風車の購入価 格が回収できる値段です。
何れにしましたも、
デンマークの風力発電による電力価格は最も安い電力になりつつあ ります。
何かの参考にしてくれたら嬉しいです。
スズキ
追記:今日1月15日午後、雪が降っています。